Kawaii Agent V2 マニュアル
目次
はじめに
セットアップ (詳細)
基本操作
主要機能
詳細設定
高度な連携
サポート
Kawaii Agent V2 とは
Kawaii Agent V2 は、あなたの PC のデスクトップに 3D キャラクター (VRM / MMD) が現れ、ローカル LLM (LM Studio や Ollama) を頭脳としてリアルタイムに会話・表情変化・モーション再生を行う、買い切りのデスクトップ AI コンパニオンです。
主な特徴
- 完全ローカル AI 対応: LM Studio 等のローカル LLM を使えば月額課金なし・オフライン動作
- VRM / MMD 両対応: VRoid Studio / MikuMikuDance のモデルをそのまま読み込み可能
- 音声会話 + TTS: VOICEVOX や TTS Mod で日本語音声応答
- タップインタラクション: 頭・肩・髪などの部位別で反応
- 常駐モード: ウィンドウ枠を消してデスクトップに浮遊させる (クリックスルー対応)
- 7 段階の親密度システム: 会話やスキンシップで変動
起動までの流れ (5 分)
初めての方はこの順に進めれば動くところまで行けます。各ステップの詳細は下のセクションにリンクしています。
ステップ 1: Kawaii Agent の入手
- BOOTH で購入 (Kawaii Agent 単体 / Synaptic Code とのセット販売あり) — 購入後、BOOTH の DM でライセンスキーが届きます
- または synaptic-ai.net から購入 — 購入後、登録メール宛にライセンスキーが届きます
- いずれも ZIP ファイルをダウンロード ▶ 詳細
ステップ 2: インストール
- ダウンロードした ZIP を解凍
- macOS:
Kawaii Agent Synaptic-*.dmgを開いて Applications フォルダにドラッグ - Windows:
Kawaii Agent Synaptic Setup *.exeを実行 - 初回起動時、macOS は「開発元を確認できない」/ Windows は SmartScreen 警告が出ることがあります ▶ 対処
ステップ 3: ライセンス認証
初回起動時にライセンスキー入力画面が表示されます。ステップ 1 で届いたキー (BOOTH DM または メール) を入力し、「ライセンスを認証」を押してください。認証には初回のみインターネット接続が必要です。
すぐ試したい方は「3 日間無料で試す」でトライアル開始も可能です (クレジットカード不要)。
ステップ 4: LM Studio を準備
- lmstudio.ai から LM Studio (無料) をダウンロード・インストール
- LM Studio でモデルをダウンロード (推奨: Qwen 3.5 9B / Gemma 4 26B-A4B など、PC の VRAM に合わせる)
- モデルを Load してから Local Server を起動
ステップ 5: Kawaii Agent 側で AI を起動
- Kawaii Agent を起動 (アリシアが標準で表示されます)
- 設定画面 (キーボード 1) → 「AI」タブ
- プロバイダー選択で LM Studio を選ぶ (通常は自動検出)
- 「AI を起動」 ボタンを押す
ステップ 6: 会話開始
下部の入力欄にメッセージを入力して Enter、またはマイクボタンで音声会話。「ねえアリシア」などのウェイクワードを話しかけて連続会話モードも使えます。
ステップ 7 (任意): Synaptic Code 連携 — 高度機能を追加
- Synaptic Code を入手 — BOOTH または synaptic-ai.net から ZIP DL、解凍
ライセンスキーは Kawaii と別に届きます。 Kawaii =
KAW1-XXXX-XXXX-XXXX、Synaptic Code =SYN1-XXXX-XXXX-XXXX。BOOTH DM or メール本文で 2 つ届くので取り違え注意。 - インストーラ実行 — macOS:
install-mac.command/ Windows:install-win.batを 管理者として実行 - 確認 — 新しいターミナル / PowerShell で
synaptic --versionがバージョン表示すれば OK (PATH キャッシュ回避のため必ず新規タブで) - 初回起動 & ライセンス認証 — ターミナルで
synapticを実行:- 「⚠ ライセンス無効」表示の後
[Y/t/b/n]プロンプトが出る - Enter (または
y) →License key:の後にSYN1-XXXX-XXXX-XXXXを入力 ✓ Activatedと出れば認証成功- とりあえず試すだけなら
tで 3 日間無料トライアル 開始 (登録不要)
- 「⚠ ライセンス無効」表示の後
- Kawaii 側で連携 — 設定画面 → 「連携」タブ →「Synaptic Code 連携」の 「Synaptic Code を検出」 ボタン → 「Synaptic Code 連携中 ✓」表示になれば完了
- これでチャット越しに Synaptic Code のツール群 (ファイル操作 / Web / Unity / Blender 等) が使えるようになります
▶ Synaptic Code 連携の詳細・トラブルシューティング
Kawaii Agent のインストール
macOS
- Apple Silicon (M1/M2/M3/M4): arm64 版 DMG を使用
- Intel Mac: x64 版 DMG を使用
- DMG を開いてアプリを Applications フォルダにドラッグ
- 初回起動時に「開発元を確認できない」と表示された場合:
システム設定 → プライバシーとセキュリティ → 「このまま開く」
Windows
Kawaii Agent Synaptic Setup *.exeを実行 (通常のインストーラー)- SmartScreen の警告が出た場合: 「詳細情報」→「実行」
- Windows 11 で「保護されました」等が出て起動できない場合: Smart App Control (SAC) が原因の可能性 — 下の warn 参照
- 2026 年 4 月以降 (KB5083769+): 設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ → アプリとブラウザーコントロール → スマート アプリ コントロールの設定 → 一時的にオフ → インストール → オンに戻す
- それ以前のビルド: 一度オフにすると再有効化に Windows 再インストールが必要 (超破壊的なので推奨せず、Discord サポートに相談してください)
推奨スペック
- OS: macOS 12 以上 / Windows 10 以上
- RAM: 16GB 以上推奨 (8GB でも軽量モデルなら動作可)
- ストレージ: 2GB 以上の空き容量 (LM Studio + モデル用に別途 10-30GB 必要)
3D モデルの読み込み
対応形式
- VRM 0.x / 1.0 — 単一ファイルで OK (テクスチャは VRM 内包)
- PMX / PMD (MikuMikuDance) — 必ず ZIP でまとめてインポート (下記参照)
- ZIP — 複数モデル自動検出 (着せ替え候補として一括登録)
.tga, .png, .spa, .sph 等) がロードされず、モデルが真っ白 or 崩れて表示されます。正しい手順:
.pmx + .tga 群 + 参照 .pmx や .vmd があれば全部まとめて 1 つの ZIP に圧縮 → その ZIP を選択。ZIP 内の相対パスから Kawaii Agent が自動でテクスチャを紐付けます。
読み込み方法
- フッターの「モデルファイル選択」ボタンをクリック
- 「モデル読み込み」モーダルで ローカルファイル を選択
- VRM 単体 or ZIP (PMX の場合) を選ぶ
- 自動的にモデルタイプを判定して読み込みます
VRoid Hub 連携
「モデル読み込み」モーダルの VRoid Hub ボタンから、VRoid Hub 上のキャラクターを直接読み込めます (ダウンロード許可されたモデルのみ)。
同梱モデル
デフォルトで アリシア・ソリッド (ニコニ立体ちゃん) が同梱されています。何もインポートしなくてもすぐ会話開始できます。
UI ガイド (アイコン一覧)
Kawaii Agent のウィンドウにあるアイコンボタン一覧です。ホバーで日本語のツールチップが出ます。
チャット
テキストチャット
- 下部の入力欄にメッセージを入力して Enter で送信
- Shift+Enter で改行
- 応答生成中は送信ボタンがスピナーに変わります
記憶システム
会話の内容は自動的に記憶されます。長い会話は自動で要約され、次回起動時も覚えています。設定画面から会話履歴のクリアや全データリセットが可能です。
音声会話
操作
- マイクボタン: 1 回だけ録音して送信
- チャットボタン: 連続会話モード (自動で聞き取り続ける)
ローカル音声認識
ローカル Whisper を使用してオフラインで音声認識が可能です。初期セットアップ手順は ローカル音声認識セットアップ を参照。
- macOS: lightning-whisper-mlx
- Windows: faster-whisper
- PC のスペックに合ったモデルを自動選択
ウェイクワード
設定画面の音声タブで起動ワードを設定できます (例: 「アリシア」「ねえアリシア」)。キャラクターの名前を呼ぶと連続会話モードが開始されます。
声紋認証 (オプション)
声紋を登録すると、周囲の音声 (YouTube 等) を無視して本人の声だけに反応します。登録しなくても音声認識は動作します。
インタラクション (タップ・撫でる)
キーボード Q でお触りモードを切り替えます。
操作方法
- タップ: キャラクターをクリック
- 撫でる: キャラクター上でドラッグ
- 掴む: 長押しドラッグ
部位 (頭・肩・腕・スカート等) と親密度に応じて反応が変わります。AI が状況に合わせた表情とセリフを自動生成します。各部位のプロンプトはカスタマイズ可能:
常駐モード
常駐モードへの入り方
通常モードのヘッダー右端にある ピンアイコン () をクリック、または キーボード 3 で切り替えます。もう一度押すと通常モードに戻ります。
常駐モード中の見た目と挙動
- ウィンドウのヘッダー・枠・背景が完全に消える (完全透過)
- 他のアプリより常に最前面に表示
- クリックスルー: キャラクター以外の領域はマウスクリックが下のアプリに素通り
- 下部に お触りボタン (青) / 「通常モードへ」ボタン / 再読み込みボタン (MMD 時のみ) が出ます
- 常駐中もチャット / 音声会話は継続可能
背景の Finder ウィンドウ / Dock は説明用の疑似デスクトップ。実際は自分のデスクトップの上にキャラだけが浮きます。
ショートカットキー
- 1 : 設定パネルを開く
- 2 : コントロールパネルを開く
- 3 : 常駐モードの切り替え
- Q : お触りモードの切り替え
- W : カメラ操作モードの切り替え
親密度システム
7 段階の親密度が、会話やスキンシップで自然に変化します。
7 段階
- 初対面 (0-25) - よそよそしく、距離感がある
- 顔見知り (25-40) - 少し打ち解けてきた
- 友達 (40-55) - 気軽に接する
- 仲良し (55-70) - 素の自分を見せる
- 親友 (70-82) - 何でも話せる
- 大切な人 (82-92) - 深い感情を見せる
- 運命の人 (92-100) - 全ての感情をさらけ出す
モード
- 構築モード: 会話やインタラクションで自動変動
- 固定モード: スライダーで手動設定
AI が会話の流れから親密度の変化を自動判定します。キャラクターの個性 (口調・性格) は親密度に関わらず保たれます。
表情・モーション
リアルタイム表情変化
AI が会話やインタラクションの内容に合わせて、モデルの表情モーフをリアルタイムで選択します。喜び、照れ、怒り、驚きなど、モデルが持つ全ての表情に対応。
VMD モーション
AI が会話に合わせてモーションを自動選択します。VRM / MMD どちらのモデルでも同じ VMD モーションが再生されます (IK ソルバー搭載)。
同梱モーション
- ぼんやり待ちループ
- ご機嫌ループ
- 会話モーション
- モデルポージング
モーション: むつごろう様
音声合成 (TTS)
VOICEVOX (推奨)
- VOICEVOX 公式サイトからダウンロード
- VOICEVOX を起動した状態で Kawaii Agent を使用
- 設定 → 音声タブでキャラクターを選択
30 種類以上のキャラクターボイスに対応しています。話速・音高・抑揚の調整も可能です。
TTS Mod
コミュニティ製のカスタム音声 Mod にも対応しています。導入方法は Discord サーバーで案内しています。
モーションインポート
好きな VMD モーションを自由にインポートできます。
インポート方法
- モーション選択ボタン ( アイコン) をクリック
- 「インポート」ボタンから VMD または ZIP ファイルを選択
- ループ設定を選んで再生
インポートしたモーションは VRM / MMD 両方で再生されます。IndexedDB に保存されるため、再起動後も保持されます。
推奨モーション
音街ウナ公式モーション (商用利用可能) - インポート時に自動でカテゴリ振り分けされます。
着せ替え
VRM / MMD モデルを自由に切り替えられます。
- T シャツアイコンからモデル切り替えポップアップを表示
- ZIP ファイルから複数モデルを一括インポート
- 再起動時も ZIP から自動復元
AI プロバイダー設定
設定画面 (1) は 4 タブに分かれています。AI プロバイダーは「AI」タブで設定します。
ローカル AI (推奨)
- LM Studio: lmstudio.ai からダウンロード。起動すると Kawaii Agent が自動検出します。
- Ollama: ollama.ai からダウンロード。
クラウド / CLI AI
- xAI Grok: API キーが必要
- Claude Code / Codex / Gemini CLI: CLI がインストールされていれば連携可能
推奨モデル
- RAM 16GB: Qwen 3.5 9B / Gemma 4 4B
- RAM 32GB: Qwen 3.5 14B / Gemma 4 12B
- RAM 64GB+: Qwen 3.6 35B / Gemma 4 26B
キャラクタープリセット
設定画面のプロンプト欄でキャラクターの性格や話し方をカスタマイズできます。
組み込みプリセット (7 種)
- アリシア、ずんだもん、四国めたん、春日部つむぎ
- 東北きりたん、九州そら、マチカネタンホイザ
カスタムプリセットを名前付きで保存・読み込みすることもできます。
ローカル音声認識セットアップ
必要なもの
- Python 3 (python.org からダウンロード)
セットアップ手順
- 設定 → 音声タブ → 「セットアップ / 状態確認」ボタンをクリック
- PC のスペックに合ったモデルが自動選択されます
- 未インストールの場合、自動でインストールが開始されます
macOS: lightning-whisper-mlx / Windows: faster-whisper を使用。
LM Studio で使用中のモデルを自動検出し、残り RAM から最適な音声認識モデルを選択します。
トラブルシューティング
Windows 11 でインストーラーがブロックされる (Smart App Control)
- SmartScreen の「詳細情報」→「実行」で通らない場合、Smart App Control (SAC) がブロックしている可能性
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ → アプリとブラウザーコントロール → スマート アプリ コントロールの設定 → 一時的にオフ → インストール → オンに戻す
- KB5083769 未満だとオフにすると再有効化に Windows 再インストールが必要になるので、Discord に相談
モデルが表示されない
- 対応形式 (VRM / PMX / PMD / ZIP) か確認してください
- ZIP ファイルの場合、中にモデルファイルが含まれているか確認
AI が応答しない
- LM Studio が起動していてモデルが Loaded 状態か確認
- LM Studio の Developer タブで Local Server が起動しているか確認
- 設定画面で AI プロバイダーが正しく選択されているか確認
- 設定画面の「AI を起動」ボタンをクリック
音声が出ない
- VOICEVOX が起動しているか確認
- 設定 → 音声タブでキャラクターが選択されているか確認
ライセンスエラー
- ライセンスキーが正しく入力されているか確認 (BOOTH DM またはメール本文から正確にコピペ)
- デバイス上限 (2 台) に達していないか確認 - 旧 PC をアンインストールしてから新 PC で入力
- インターネット接続を確認 (初回認証時のみ必要)
- 同じ Synaptic シリーズ (Synaptic Code 等) と キーを取り違えていないか 確認
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